土地によって違うこと

もともと九州出身のわたしですが、結婚して、主人の仕事の関係で、埼玉県の北部のほうに引っ越しをしました。
そこでは、わたしたちが今まで暮らしていたところとは、全然違う常識が存在したのです。
西日本と東日本とでは、冠婚葬祭のマナーなどは大きく違いがある場合があります。
生活してみないとわからないことというのは、たくさんあるのだなと感じました。
埼玉県に引っ越してすぐのことです。
ご近所のお宅でご不幸がありました。
自治会に所属していたので、すぐに回覧板が回ってきたのですが、どういったお手伝いをすればよいのかわからず、ご近所の先輩に尋ねに行きました。
そうすると、その先輩に「ご遺体に会いに行った?」と言われたのです。
わたしは何を言われたのかわかりませんでした。
同じ自治会に所属しているとはいっても、少し家も離れていましたし、お会いしたことない方だったので、回覧板で訃報を知ったというだけで、ご不幸があったお宅に伺うなど、思いつきもしなかったのです。
しかし、その土地では、ご不幸があったら、夜であろうとすぐに駆けつけるというのが常識なのだそうで、あわててお会いしたこともない方のおうちにお伺いしました。
引っ越して間もなかったので、ご無礼を許していただけましたが、そのときにご近所の方になにも尋ねなかったら、何も知らずに失礼なことをしてしまうところでした。
「郷に入れば郷に従え」とはよくいったものだと痛感した出来事でした。